2014年9月26日金曜日

猫日記 お別れ

おたまと出会ったのは1年8ヶ月くらい前の真冬だったと思う。
まだつやこもそこに居た頃で並んでご飯を食べたりしていた。
いつしかつやこは居なくなり、以来おたまの姿に励まされ通勤してきた。
もうすぐおたまに会えなくなることもあり最近はご飯をあげる時に頭を撫でて
元気でねと声をかけていた。一昨日は雨の中で、昨晩は残業ですっかり日も暮れて真っ暗な中をおたまは待っていた。
最初から最後までお世話ができないヒトはご飯などあげてはいけなかったのかもしれない。でももしお腹がすいていたらと思うといたたまれず職場に行くときはご飯をあげていた。それもわたくしが現職場から離れることによってついにできなくなってしまった。
おたまを思うと心残りでこれから心配で仕方がない。
これからもおたまのお世話係が他にも現れてくれて
おたまが幸せなネコの暮らしを長く続けられることを心から祈っている。
大好きなおたま、居なくなってごめんね。
今までありがとう。

2014年8月14日木曜日

猫日記 夏休みのこと

13 Aug 2014 Wed

今年も夏休みがやってきた。
この時期に休みをもらって嬉しいのは地方などに帰省する人位ではないだろうか。
無駄に5日間も有給休暇を消化しないといけないのでもったいなく思う。
職場が1週間休みの間、おたま や おまつ(会社のネコ)のことが心配で
たまたま休日出勤を命ぜられた不幸なヒトにお願いしてご飯が入ったタッパを託した。
月曜は定時より遅くなって行ったところおまつだけいたとのこと。
火曜はどしゃぶりで一応見に行ったが両方いなかったとのこと。
水曜はさすがにその方も休暇に入られた為、
夕方定時少し前に自分が門の外から様子を伺いに行ってきた。
休日に会社にわざわざいくのはこれが初めてで思いっきり私服で少しだけ緊張した。
もしこれを読まれた方はおかしいひとと思われるかもしれない。
でも毎日あの場所で誰も来ないのに待ち続けている姿を想像しただけで心配だった。
いっそウチで引き取ることも考えて相談もしてみたけどそれは諸事情から叶わない。

遠くからでもおたまがいるのが見えた。
道にへばっていて誰かやってこないかと待っている様子だった。
最後に見たのは先週の木曜だったので嬉しくなり
閉まっている門のそばでこちらに気づくのを待っていた。
お盆中は多くの従業員が休暇で敷地内はかなり静かだった。おたまがいる方の門はこの期間は閉鎖しているためヒトの出入りはできないようになっている。
1分程どうにか気づいてもらうべく合図をしてみても反対側を向いているおたまはこちらに気づかなかった。どうしたらいいかと思っていたところ
1人の女性がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。
こちらは閉まっていて出られないことを知っているはずなので
すぐにその足はおたまの方に向かっていることが分かった。
おたまはすぐにその女性の元に寄って行きご飯置き場までついて行った。
私が用意した入れ物にお水をかけてきれいにしてくれてご飯とお水をあげてくれていた。
ふと左側を見るといつの間にかおまつもやってきていた。
自分はいつも蚊に刺されるのでその場に長くいられなくて数十秒で立ち去るのだけれども
彼女は微笑んでとても丁寧にネコたちのお世話をしていた。
わたくしネコオバサンはその光景を場外から見ていて安心した。
自分以外にもおたま達に優しくしている人がいたことがとても嬉しく思った
と同時にちょっぴり寂しく
手にしていたご飯をそっと鞄にしまってその場を後にしたのだった。


2014年7月7日月曜日

猫日記 おたま、その後

G.W頃から会社の売店と古い食堂が取り壊しが始まり、
ねこの居場所も追われてしまった。
周りは白いフェンスで覆われており中に入ることはできない。

工事が始まった初日頃だっただろうか、
まだ白いフェンスで完全に覆われる前、工事用の赤いコーンとロープで立ち入り禁止となっている状態だった。
その日の帰りに閉鎖した売店の入り口のドアマットの上におたまがじっとしていた。
入ろうと思えばそこまで行けるけど人が立ち入ってはいけない
立入禁止区域内の動物というなんとも寂しげな図になっていて
おたまをそこから助けてあげたくなってしまった。
じっとみていた私に気づいたおたまは禁止区域から出てこちらへやってきた。
そして相変わらず「にゃ」と鳴いた。

もう売店脇の定位置でご飯をあげることができないので
隣接する小さな森のようなところにご飯とお水を置くことにした。
以来、おたまはときどき白いフェンス横でヒトの往来を見ながらご飯を待っている。
私の姿が見えると走りよってきて森へ誘導する姿がおもしろい。

こうして私はまだ仕事を辞めることができず、ねこががりが続いている。

2014年5月16日金曜日

マルタ旅行記(My Malta Trip Day 13 Last ) マルタの猫を探して Looking for cats in Malta

6 May 2014 Tue
Day 13

朝のMarsaxlokkの港を散歩。
宿のCheck outは12:00で14:55のフライトなので午前中はのんびりできた。
空港まで宿の無料送迎車でたったの5分で到着。



平日の朝は静かで行き交う人も少ない。
レース編みのお店

ねこをいっぱい撮ってきたけど偶然こんな犬がいたので撮った。
飼い主の投げたペットボトルを海に飛び込んで拾ってくるという遊び中の犬。
マルサシュロックの朝の光景


-旅の最後に-
今回マルタに行きたいと思うようになったきっかけは初めに書いたとおりで
「マルタの猫~地中海 ・人とネコの不思議な物語~」というTV番組を観たからだった。
その中に登場した「キャットマン」ことManuelさんに会いたいと思っていた。
彼のネコへの献身的な姿がとても印象的だった。
Sliemaにずっと宿泊していれば
どこかでキャットフードを持って現れるのではないかと。
今回いろんなネコ達に出会ったけど結局のところ彼を見つけられなかった。
またいつかマルタを訪れることができたら、
その時は会えたらうれしいな。


近年開発が進んでいるSliema端の方の地区
昔の写真集に同じ場所が載っていて見比べるとかなり変わっているのが分かった。
絵葉書で見るカラフルでレトロなマルタバスは消えて今は普通のバスが走っている。
蜂蜜色のマルタストーンの家並みはずっと残っていて欲しいと思う。


7 May 2014 Wed at 22:30  Tokyo Haneda Airport
航空機の大幅な遅延もあって思わぬ長旅になったけど無事帰国。

16 May 2014 Fri
旅行記もやっとつけ終わり、ようやくゆっくり眠れそう。

                                                                               END







2014年5月15日木曜日

マルタ旅行記( My Malta Trip Day 12 ) The Blue Grotto, St. Thomas Bay

5 May 2014 Mon
Day 12

朝から晴天。特に他に予定はないし、これなら今から行けばBlue Grottoのboatに乗れるかもしれない。
そう期待して昨日に続いてBlue Grottoを目指した。


MarsaxlokkからBus No.81に乗り、PaolaでNo.X2の空港行きBusに乗り換え

Malta空港で買ったFanta Amara 不思議な味だった。

Bus No.201 でBlue Grottoへ

Blue Grotto のねこ





Ticket 売り場が見えた。昨日はここまで降りてこなかった。


ここでTicketを買う €8 (cash)

漫画のような目でおもしろい
(たぶんこのボートだけかと。通常のLuzzuに描かれているのはこの目ではなかった)

いよいよボートに乗りこむ。
空いていて着いたらすぐに乗ることができた。


先頭だった。










帰ってくるボート
互いに手を振り合っていた。


地中海の風が
とても気持ちがよかった。

乗り場へ戻ってきた


頑張ってもう一度この日に来た甲斐があった。




売店の近くで持ってきたサンドイッチを食べているとねこがやってきた。


じっ

増えてきた。
パンの何もついてないところを少しあげたら食べていた。

目やにを拭いてあげたい

特等席がちゃんとあった


海を見ながら毛繕い中

Blue Grottoの後は空港とPaolaでBusを乗り換えて
MarsaskalaのSt.Thomas Bayへやってきた。
地図の地形をみるとMarsaxlokkが葉山だとするとMarsaskalaは横須賀みたいな位置関係か。

リゾート地で有名なSt.Thomas Bay


海も空もこの青さ


MarsaxlokkのレストランPISCESで3度目のDinner



帰り道にいつものねこ溜まりポイントで
Dinnerで余った小魚を持ち帰ってきたのであげた


写真撮らせてくれてありがとう
いよいよ翌日マルタから日本へ向けて発つ。

Next Day 13   Last day in Malta