2014年7月7日月曜日

猫日記 おたま、その後

G.W頃から会社の売店と古い食堂が取り壊しが始まり、
ねこの居場所も追われてしまった。
周りは白いフェンスで覆われており中に入ることはできない。

工事が始まった初日頃だっただろうか、
まだ白いフェンスで完全に覆われる前、工事用の赤いコーンとロープで立ち入り禁止となっている状態だった。
その日の帰りに閉鎖した売店の入り口のドアマットの上におたまがじっとしていた。
入ろうと思えばそこまで行けるけど人が立ち入ってはいけない
立入禁止区域内の動物というなんとも寂しげな図になっていて
おたまをそこから助けてあげたくなってしまった。
じっとみていた私に気づいたおたまは禁止区域から出てこちらへやってきた。
そして相変わらず「にゃ」と鳴いた。

もう売店脇の定位置でご飯をあげることができないので
隣接する小さな森のようなところにご飯とお水を置くことにした。
以来、おたまはときどき白いフェンス横でヒトの往来を見ながらご飯を待っている。
私の姿が見えると走りよってきて森へ誘導する姿がおもしろい。

こうして私はまだ仕事を辞めることができず、ねこががりが続いている。